禅宗寺・禅を知る(12) 曹洞宗の建物は僧堂ひとつ
禅・禅を知る・默照禅 公案禅 念仏禅
全てを活かす活動禅
以前坐禅の坐り方についてお話ししましたが
坐り方について次のステップです
今日は坐ります時の頭の使い方についてです
坐ります時頭の中で物を「考えない・考える・どちらでもない」の3つの考え方の違いをお話し致します
曹洞宗は「只管打坐」ひたむきに坐るという事で「何も考えない」默照禅
臨済宗は問題を解き明かし見性(けんしょう)して「印可許状」(いんかきょじょう)が貰えるという事で「考える」公案禅
黄檗宗は 私の兄弟子の教授から聞いたのですが「頭の中で同じ言葉を繰り返す」念仏禅
私は「禅は生き方の事」であると考えて居ります この事から 3宗派の考え方をしっかり受け止める事が大切であり自分の生き方に活かしていく事が大事なのでございます
私は これを活動禅と提唱させて戴いております
禅・禅を知る(9 )臨済宗は 印可許状(いんかきょじょう)
先日は曹洞宗は只管打坐(しかんたざ)
「ただ ひたむき に生きる」という お話しをさせていただきました。
今日は臨済宗について考えてみましょう。
臨済宗は壁を背にして坐わります。
見性(けんしょう)をもとめ 印可許状(いんかきょじょう)を得る事を目的にしている様で
昭和の中期まで曹洞宗の僧侶の中にも印可許状という悟りの証明書 欲しさに臨済宗の門を叩いた僧侶が居たと聞いています。
さあ〜ここからが大切です。
今迄の歴史の中で3宗派を同時に極めた僧侶も学者も1人も居りません。
先日インターネットを見て驚きました。
一般の人が3宗派は同じだとか別だとか語られていたからです。
私は それらを踏まえて
禅は生き方の事と定義して一歩を踏み出しました 。
誰もが一歩を踏み出す事が生き方にとって大事なのでございます。