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禅・禅宗寺・瞑想と覚醒から禅を考える


禅・禅宗寺・瞑想と覚醒から禅を考える

 

先日はインドのタントラの感想法と日本の仏教の関係をお話ししました
今日はタントラの真言の瞑想法について
お話し致します
タントラの瞑想法には同じ言葉を繰り返し自分自身をトランス状態に導くという行があります 有名な真言は オーム、オームです又 ナーム・ナームを繰り返す瞑想法です
しかしオームは オーム真理教が出て事件を起こした事から良いイメージは無くなってしまいました 次のナームという真言はどうでしょうか ナームというタントラ瞑想法は日本に定着し すでに無くてはならないものになっています どういう事かと言えば
日本仏教の各宗派のご本尊さまの名前の頭にタントラのナーム瞑想法を付け
ナーム(南無)阿弥陀仏 これは浄土宗・浄土真宗念仏宗のお唱えの真言 日本国民にはナンマンダと形を変え定着しています
ナーム(南無)妙法蓮華経 これは日蓮宗のお唱えの真言 朝・昼・晩 唱えれば唱える程
御利益があると言われ行じています
ナーム(南無)釈迦牟尼仏 これは曹洞宗など禅宗です 念仏宗ではないので繰り返すことはありませんがご本尊さまの頭に付けています
ナーム(南無)大師遍照金剛 これは真言宗で繰り返し繰り返し唱え瞑想します
日本仏教はナームを尊い又偉大と訳し悟りに導きますが タントラの瞑想はトランス状態に導くものであり 危険を伴うので指導者が重要になります 良い師匠に出会う事が大事なのでございます

総合33回


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