禅宗寺 ブログ

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禅・禅を知る(9 )臨済宗は 印可許状(いんかきょじょう)


禅・禅を知る(9)

 

 

先日は曹洞宗は只管打坐(しかんたざ)
「ただ ひたむき に生きる」という お話しをさせていただきました。
今日は臨済宗について考えてみましょう。
臨済宗は壁を背にして坐わります。
見性(けんしょう)をもとめ 印可許状(いんかきょじょう)を得る事を目的にしている様で
昭和の中期まで曹洞宗の僧侶の中にも印可許状という悟りの証明書 欲しさに臨済宗の門を叩いた僧侶が居たと聞いています。

さあ〜ここからが大切です。
今迄の歴史の中で3宗派を同時に極めた僧侶も学者も1人も居りません。
先日インターネットを見て驚きました。
一般の人が3宗派は同じだとか別だとか語られていたからです。
私は それらを踏まえて
禅は生き方の事と定義して一歩を踏み出しました 。

誰もが一歩を踏み出す事が生き方にとって大事なのでございます。